
将来のために投資
投資をするとリターンとして配当金や分配金を受け取ることができます。
実際、お金を入れておくだけです。
そのため、お金を入れておくだけでお金があなたのために働いてくれます。
時間というものは、人類皆平等に持っています。
その時間を労働をして、対価として報酬を受け取ります。
つまり、あなた一人が稼ぐことができるお金には必然的限界があります。
ここまでを理解して、投資を考えている人も多いでしょう。
しかし、なかなか手が出せない。
それは、投資がなんとなく怖いからです。
その恐ろしさの正体はリスクです。
今回も、この投資のリスクについて解説していきます。
前回も解説をしていますので、是非読んでみて下さい。
下記にリンクを貼っておきます。
記事:投資リスクの種類
それでは、早速参ります。

信用リスク
英語では、クレジットリスクと呼ばれます。
クレジットとは、信用と訳されます。
金融商品には、様々な種類があります。
その一つに債券があります。
政府が発行する債券は「国債」と呼ばれ、企業が発行する債券は「社債」と呼ばれます。
債券ですので、返済義務があるものです。
もしあなたが債券を持っていたら、それ発行した組織は確実にあなたに返済しなければなりません。
しかし、将来は不確定です。
返済義務のある債券を発行したまま倒産してしまう可能性もあります。
そうなってしまうと、あなたは返済を受けることができません。
つまり、債券がただの紙なってしまいます。
このようになってしまうリスクが「信用リスク」です。

再投資リスク
再投資とは、なんでしょうか。
投資には大きく2種類の利益の回収方法があります。
- キャピタルゲイン
- インカムゲイン
キャピタルゲインとは、購入時の金額と売却時の金額の差を報酬として受け取る方法です。
購入時に¥10,000だった金融商品を¥15,000で売却したとします。
すると、その差額は¥5,000となりますのでこれが儲けとなります。
この儲けをキャピタルゲインと言います。
インカムゲインとは、金融商品を保有していると受け取ること配当金や分配金です。
いくら受け取ることができるかは、投資した金融商品や金額によります。
再投資とは、このインカムゲインを受け取らずにそのまま投資することです。
もし¥10,000を投資して、インカムゲインを¥500受け取ったします。
再投資すると、この¥500を投資するわけですから¥10,500が投資額になります。
一見、特に問題がないように思えます。
しかし、もしこの金融の価格が落ちたらどうでしょう。
¥10,000を投資して、再投資して¥10,500になりました。
その後に価格が変動して、¥10,000になってしまいました。
つまり、¥10,500が¥10,000になってしまったわけですから¥500が損失になってしまいます。
その他に、業績が上手くいかず配当金や分配金といった報酬がそもそも受け取ることができないということもあります。
これが再投資リスクです。

インフレーションリスク
インフレーションとは何でしょうか。
市場にあるモノやサービスの物価が持続的に上昇する現象のことです。
簡単にいうと、元々¥100の缶ジュースが今では¥120に値上げしていることです。
同じ缶ジュースなのに値段が上がったということはお金の価値が下がったということです。
これがインフレーションです。
それではインフレーションリスクとは何でしょうか。
将来、¥100,000のマックブックを購入したいとします。
そのために資金を増やそうと考えて¥50,000を投資したとします。
購入するためには、¥50,000足りません。
そこから何やかんやあって投資額が¥100,000になったとします。
目標を達成したので、現金化してマックブックを購入しようとしました。
そしたら、マックブックの値段にインフレーションが起こり金額が¥200,000になってしまいました。
すると、購入するには差額¥100,000足りません。
結果として、損をしています。
投資をすると、儲けた金額の割合よりも物価の上昇の割合が高くなってしまって損失をしてしまうリスクがあります。
このような現象が、「インフレーションリスク」です。

まとめ
投資にはリスクがあります。
常にリスクに晒されるのが投資です。
せっかく稼いだお金がなくなってしまうのではもったいないと考えている人は多いと思います。
投資はやらずに、地道に貯金していくと考える人もいると思います。
確かに、間違いではありません。
貯金であれば減ることはありません。
(正確にはインフレーションリスクがあるのでリスクはあります。)
しかし、それでは豊かにはなりません。
なぜなら、労働でお金に交換しているあなたの時間には限界があるからです。
そのため、投資をせずに経済的自由を達成することはほぼ不可能です。
そのため、しっかりと投資リスクについて理解しましょう。
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